結婚相談所に“やばい人しかいない”は本当か。運営側から正直に書きます
お金を払って入会して、変な人しかいなかったらどうしよう。そう思うのは当然です。運営している側として、ここは正直に書きます。
「結婚相談所には、やばい人しかいない」
そんな言葉を見たことがあるかもしれません。
お金を払って入会して、変な人しかいなかったらどうしよう。そう思うのは当然です。
相談所を運営している側として、ここは正直に書きます。
まず、身元は担保されています
結婚相談所の多くは、入会時に独身証明書の提出を必須としています。
独身証明書は、本籍地の市区町村が発行する公的な書類です。その時点で配偶者がいないことが、書面で証明されます。
さらに、収入証明、本人確認書類、勤務先の証明を求めるところもあります。
つまり、「名乗っていることが本当かどうか」という部分については、申告制のサービスより確実です。
この点で「やばい人」——つまり既婚者を隠している人や、経歴を偽っている人——は、構造的に入りにくくなっています。
では、なぜそう言われるのか
書類で分かるのは、独身であることと、収入と、職業まで。
結婚相談所には、条件は揃っているのに、長く一人だった方が一定数いらっしゃいます。
仕事はきちんとしている。収入も安定している。誠実でもある。
ただ、異性と長い時間を過ごした経験が少ないために、
- 距離の詰め方が急、または遠すぎる
- 会話が面接のようになる
- 服装や髪型に無頓着なまま来てしまう
- 交際に進んでからの連絡が不安定
といったことが起こります。
これを「やばい」と表現している人がいる、というのが実際のところです。
ただ、それは「直せること」でもあります
ここが、アプリやパーティーとの違いです。
アプリなら、うまくいかなくても誰も理由を教えてくれません。ブロックされて終わりです。
相談所には担当者がいます。お見合いの後にフィードバックが返ってくる仕組みがあれば、本人が気づいて直せます。
実際、写真と服装を変えただけで結果が変わる方はいます。
「やばい人」ではなく「誰にも指摘されてこなかった人」であることが、少なくありません。
そして、相手からも同じように見られています
もうひとつ、書いておきたいことがあります。
お見合いは、一方的に相手を審査する場ではありません。
こちらが「この人はちょっと」と思っているとき、相手も同じことを考えている可能性があります。
減点方式で人を見ていると、自分も減点方式で見られます。
これは相談所に限った話ではありませんが、費用を払っている分、「お客様」の意識が出やすい場所ではあります。
本当の注意点は、別のところにあります
「やばい人」より、実際に問題になりやすいのはこの3つです。
- 担当者の質に差がありすぎる
同じ連盟に加盟していても、支援の中身はまったく違います。お見合い成立までで実質的に支援が終わる相談所もあります。入会前に「誰が・どの頻度で・交際中も相談に乗るのか」を必ず確認してください。ここが最も差の出る部分です。 - 成婚率の数字は比較できない
成婚率は、分母と分子の定義が事業者ごとに違います。在籍者全体で割るのか、退会者で割るのか。成婚を婚約時点とするのか、入籍時点とするのか。定義が違う数字を並べても、比較になりません。数字ではなく、何を成婚と呼んでいるかを聞いてください。 - 費用の発生タイミング
入会金、月会費、お見合い料、成婚料。特に成婚料は、婚約時点で発生するのか入籍時点かで、実質的な負担が変わります。途中退会の条件と返金規定も、契約前に書面で確認してください。
結婚相談所をおすすめしない人
正直に書きます。次に当てはまる方には向きません。
- まだ結婚の意思が固まっていない
- 恋愛から始めて、自然に結婚に進みたい
- ルールのある活動に強い抵抗がある
- 指摘やアドバイスを受け入れる気持ちがない
特に最後です。
相談所の価値は、第三者が客観的に見てくれることにあります。それを受け取らないのであれば、費用に見合いません。
まとめ
「やばい人しかいない」というより、
誰にも指摘されてこなかった人がいる
これが実感に近い表現です。
そして、それは相手も同じ。自分も同じかもしれません。
大切なのは、そこに気づける仕組みがあるかどうかです。