結婚相談所の料金は「総額」より「いつ発生するか」を見る
料金表を並べても、結婚相談所は比較できません。同じ「月会費1万円」でも、含まれるものが違うからです。金額ではなく構造で見る方法を整理します。
料金は4つの費目でできている
結婚相談所の料金は、多くの場合この4つで構成されています。
| 費目 | 何に対する費用か | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 入会金 | 登録、プロフィール作成、初期設定 | 写真撮影費は含まれるか |
| 月会費 | システム利用と活動サポート | 申し込める人数に上限はあるか |
| お見合い料 | お見合い1回ごと | 月会費に含まれるか、別途か |
| 成婚料 | 成婚時に一括 | 何をもって「成婚」とするか |
総額だけを並べて比べても意味がないのは、同じ費目でも含まれるものが違うからです。順に見ていきます。
入会金に何が含まれるかを確認する
入会金の中身は相談所によってかなり違います。
- プロフィール写真の撮影費は込みか、別料金か
- プロフィール文の作成を担当者が手伝うか、自分で書くか
- 活動前の面談やセミナーが含まれるか
特に写真です。お見合いの申し込みが成立するかどうかは写真の影響が大きく、結局は撮影することになります。入会金が安くても、後から撮影費が発生するなら総額は変わりません。
月会費は「申し込める数」とセットで見る
月会費だけを比べると安く見える相談所でも、1か月に申し込める人数に上限がある場合があります。
月に10名まで申し込める相談所と、30名まで申し込める相談所では、同じ月会費でも活動量がまったく違います。
逆に、上限が多ければ良いわけでもありません。数を打てば当たるという考え方で動くと、一人ひとりの検討が雑になります。自分が無理なく検討できる数かどうかで見てください。
お見合い料は、活動量によって総額が変わる
お見合い料が1回ごとに発生する場合、活動が順調なほど費用が増えます。
月に4回お見合いをする人と、月に1回の人では、年間の総額に差が出ます。
これは悪いことではありません。会えているということだからです。ただし「月会費が安いから」という理由で選ぶと、想定より総額が膨らむことがあります。
月会費にお見合い料が含まれる形と、都度課金の形。自分がどれくらい活動するつもりかで、有利な形は変わります。
最も差が出るのは成婚料の「定義」
ここが一番重要です。
発生するタイミングが違えば意味が変わります。
成婚の定義は、相談所によって次のように分かれます。
- 入籍した時点
最も分かりやすい定義です。 - 婚約が成立した時点
プロポーズと両家への挨拶が済んだ段階。一般的にはこの形が多いです。 - 真剣交際に進んだ時点
まだ結婚が確定していない段階で発生します。この定義の場合、成婚料を払った後に破談になる可能性があります。
3の形が悪いわけではありませんが、知らずに契約するのと、納得して契約するのはまったく違います。パンフレットに「成婚料◯◯万円」としか書かれていない場合は、必ず定義を聞いてください。
「安い」相談所を選ぶときの注意点
料金が安いこと自体は、何も悪くありません。オンライン完結にして、拠点費用と人件費を抑えている相談所もあります。
確認すべきなのは、安さの理由がどこにあるかです。
- 拠点を持たないことでコストを抑えている → 支援内容は変わらない可能性が高い
- 担当者が付かず、システム利用が中心 → 相談できる相手はいない
- お見合い成立までで支援が終わる → 交際中は自分で判断する
「何が含まれているか」より、「何が含まれていないか」を聞くほうが実態がわかります。
見積もりで必ず聞く7項目
無料相談の場で、この7つをそのまま聞いてください。回答を並べれば、相談所の違いがはっきり見えます。
- 入会金に写真撮影費は含まれますか
- 月に何名まで申し込めますか
- お見合い料は別途かかりますか
- 成婚料は何をもって発生しますか
- 最低契約期間はありますか
- 途中退会の場合の返金規定は
- 1年間活動した場合の総額はおよそいくらになりますか
最後の7番目が効きます。費目ごとの金額ではなく、自分の活動量を前提にした総額を出してもらうと、比較できる形になります。
費用を判断する順番
料金は、最初に見るものではありません。順番はこうです。
- 自分に結婚相談所という方法が合っているかを確認する
- 支援の内容(誰が、どの頻度で、どこまで)を確認する
- その支援に対して、費用が見合うかを判断する
料金から入ると、安いところを選んで「相談できる相手がいなかった」という結果になりがちです。相談所の費用は、場の利用料ではなく人件費だと考えると、判断しやすくなります。